有痛性外脛骨の症状

まず読み方は ゆうつうせいがいけいこつ と読みます。

思春期のスポーツ選手に多い、内くるぶし下周辺から土踏まずの痛みのことです。

一般には、内くるぶし下にある舟状骨に過剰な骨(外脛骨)がある人に起きやすいとされていますが、

整形外科や整骨院などでもその周辺の痛みは有痛性外脛骨とか外脛骨障害とまとめて言われていることが多いようです。

骨が出っ張り、押すと痛い。

スポーツ中や、スポーツの後に痛い。内くるぶし下周辺が腫れている。

ひどいと歩行もできないほどの激痛になってしまうこともあります。

また、特にスポーツもしていない大人の方にもみられる症状です。

 

有痛性外脛骨の本当の原因は何か

一般には、外脛骨があることで症状が出ているとか、偏平足だからと言われることが多いようです。

実際にはどのようなことから、この痛みが出るようになってしまうのでしょうか。

当施術所の臨床から、良くなったものが何故良くなったかを検証し、いくつか書いてみました。

 

原因①捻挫

捻挫をしてからこの症状が出るケースがかなり多いです。

アクシデントで捻挫をすることもありますが、ちょっとしたことで捻挫をしたり、繰り返してしまうこと自体、足首にかかわる筋肉の筋力バランスが崩れています。

場合によってはズレが生じていたり、靭帯が緩んでいることもあります。

その状態で使っていると、この場合は内くるぶし下周辺に過度の負担がかかり痛みが生じるようになります。

 

原因②疲労による関節の異常運動から

上記とほぼ同じですが、スポーツなどで主にふくらはぎや下腿の筋肉が疲労して筋出力のバランスが崩れると関節は正常に働けなくなります。

ケアが不足したりこの状態が積み重なれば、しっかりと足を着けない状態にになります。

特に、痛みの出る舟状骨には足首の運動や安定の主軸になっている後脛骨筋の腱が付着しています。

過度な負担がかかりやすい部位になります。

 

原因③履物の影響

意外と見落とされがちなのが、履物の影響です。

一般的には、偏平足をカバーしよとアーチに強くフィットするようなインソールやシューズがよいと言われています。

整形やスポーツショップなどでそのようなインソールを薦められ、オーダーメイドをされて使っている方も少なくないようです。

しかし実際は、全く逆ともいえる理論で作られたインソールやシューズを使用することで症状が改善されるケースが多々あります。

この理論にはしっかりとしたエビデンスもあります。

履物が悪いということは、立っているだけで足はしっかり使えず、ずーっと悪影響を受けることを意味します。

しかもその影響は体中にも及びます。

これでスポーツをするのはたいへん危険なことです。

 

原因④先天的に骨がでっぱっているから

先天的に外脛骨があり内くるぶし下が出っ張ってしまっている人は、その分シューズやボールを蹴るなど外部からの接触を強く受けやすいので、患部の組織が打撲のように痛んでいることもあります。

しかし、そもそも出っ張ってしまうのは先天的に外脛骨があるからなのか、少し疑問です。

それもあるかとは思いますが…

上記のような足関節のアライメント異常により、患部には大きなストレスがかかり、そこを保護しようと骨を形成して頑丈にしている、体の防御反応ではないかと考えています。

また遺伝とも言われる場合もあるようですが、遺伝ではなく、親の体の使い方を子供が真似ていたり、同じ環境にいることが大きく影響していると思われます。

 

有痛性外脛骨の治療方法・手術は必要か

一般的な治療法としては、運動を控えアイシングや内服薬での痛みの軽減。

痛みをともなうようなマッサージやリハビリ。ストレッチやタオルギャザー。

足底版、インソールをつかったアーチ機能の改善。

なかなか改善せず重度化してしまうと、外科手術を薦められることも多く、実際に外脛骨と舟状骨の骨癒合手術、
外脛骨摘と後脛骨筋腱移行術を受けられる方もいるそうです。

 

当施術所での施術

しかし、当施術所ではもちろん薬や湿布は使いませんし、痛みをともなうようなことはしません。

機械や器具も使わず手のみで検査・施術をしていきます。

ご本人の動きや症状から原因を推測し施術の中で決定していきます。

ほぼ痛みの伴わない施術とトレーニングで足関節だけでなく、体全体のバランスを調整していきます。

例えば腰痛、膝痛の併発、偏平足や外反母趾もこの筋力バランスの1つの特徴なので、どのような筋力バランスで使っているかが分かります。

痛んでいる患部の修正をし、筋力バランスが整えば数回の施術で改善されることがほとんどです。

場合によってはテーピングや晒などで軽度の固定を行います。

また、インソールや履物の正しい知識を提供し販売・指導も行っていますので、積極的に使っていただくとさらなる早期改善につながります。

手術が必要な場合もあると思いますが、余程の重症でないかぎりは必要でないばかりか、しても良くならないケースもあります。

根本の原因を突き止め、施術と日常でのケアをしていただければ短期間で改善するものがほとんどです。

 

まとめ

有痛性外脛骨はなかなか改善しずらい症状のようです。

年々この症状で当施術所に来られる方が増えているきがします。

原因がわかれば、あっけなく痛みが改善に向かうこともよくあります。

痛いのに運動を続けていたら症状は悪化する一方です。

重症化しないうちに是非一度ご相談ください。

手術を迷っている方、痛みの軽減のためにいろいろな対処法を試したがなかなか変化のない方に、少しでもお役に立てたらうれしいです。