正座のススメ

「正座は膝に悪い」は本当か?15年の現場で感じた真実

正座は本当に膝に悪いのか?

──それは大きな誤解かもしれません

「正座は膝に悪い」
あなたも一度は、そう聞いたことがあるのではないでしょうか。

テレビ、ネット、病院、学校…。
今では“常識”のように語られていますが、私は整体師として15年以上、延べ1万人以上の身体を見てきて、この考えには大きな誤解があると感じています。

ただし、最初に大切なことをお伝えします。
膝が痛い人・正座をすると痛みが出る人には、正座は絶対にNGです。
今回の話は「治療」ではなく、痛みがない人・予防の話です。

疲労とは「筋肉が縮んだ状態」

私の考えでは、疲労とは筋肉が縮んでしまった状態です。
縮んだ筋肉は使いづらく、血流も悪くなり、関節の動きも制限されます。

そこで有効なのが、
しっかり曲げて、しっかり伸ばすこと。

正座は、

  • 太もも前

  • 膝周囲

  • 足首

これらを同時に深く伸ばせる、究極に近いストレッチ姿勢です。

膝にも足首にも、無理なく・自然にストレッチがかかります。

正座が「膝を悪くする」は本当か?

結論から言います。
正座そのものが膝を悪くすることはありません。

実際、武道をしている子どもたちを見てください。
正座を日常的に行っている子は、極端に膝痛が少ないです。

では、なぜ「正座=悪」というイメージが広まったのでしょうか。

問題は「正座」ではなく「生活様式」

原因は、生活様式の変化です。

現代の日本では、

  • ソファ

  • 椅子

  • ベッド

が当たり前になり、
地面から立ち上がる・膝を深く曲げる動作が、ほとんどなくなりました。

その結果、

  • 足腰が弱る

  • 膝や足首が硬くなる

  • 転倒や骨折が増える

高齢者の骨折率が上がっているのも、決して偶然ではありません。

子どもにも起きている深刻な変化

最近では、

  • 正座ができない

  • しゃがめない

  • 和式トイレが使えない

そんな子どもや大人が急増しています。

中には、

  • 太もも前が突っ張って正座できない

  • 足首が硬すぎて痛い

  • しゃがむと後ろに倒れてしまう

こうした子が普通にスポーツをしているケースも少なくありません。
正直、かなり危険な状態です。

ちなみに「ヤンキー座り(深くしゃがむ姿勢)」も、足腰にとってはとても良い動きです。

絶対にやってはいけないケース

繰り返しますが、以下に当てはまる方は絶対に正座をしないでください

  • 膝関節の中が痛む

  • 膝裏が痛む

  • 膝下が痛む

  • しゃがむだけで痛い

  • 曲げる動作自体が痛い

この場合は、
まず施術や運動療法で身体を整えることが最優先です。

「少し突っ張る」程度ならOK

一方で、

  • 太もも前が少し突っ張る

  • 足首が少し硬い

この程度であれば、
正座を少しずつ習慣にすることは大いにおすすめです。

理想は、
1日10分 × 3回

毎日疲労をリセットし、
翌日も元気に歩ける身体を保つことができます。

正座は健康のバロメーター

私は、
正座ができるかどうかは、健康のバロメーターだと考えています。

問題なのは正座ではありません。
正座ができないほど硬くなってしまった身体なのです。

正座は、悪いどころか、
正しく行えば最高の予防法であり、最高の薬になります。

まとめ

正座は「膝に悪い」のではない

  • 痛みがある人は絶対NG

  • 痛みがない人にとっては、最高の予防

  • 問題は正座ではなく、身体の硬さと生活習慣

正座を見直すことは、
自分の身体を見直すことでもあります。

膝痛に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。

関連記事

  1. シニア世代の膝痛・腰痛
  2. 膝痛・手術の前に知ってもらいたいこと
  3. オスグッドを痛がる少年

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP