サッカー少年 外脛骨障害

サッカー小6男子 有痛性外脛骨の痛みの改善

執筆者:整体師 石川顕太郎

両足 有痛性外脛骨の痛み 小学6年生 男子 サッカー

 

横浜市より、サッカーを週4~5日がんばっている小学6年生。

2週間ほど前、サッカーの試合中に両足の内くるぶし下あたりが痛み出す。

そこから痛みが強くなり、歩行でも痛い。押すと痛い。

整形外科では有痛性外脛骨と言われ、毎日電気治療に通っている。

しかし、一向に良くならず、ネットで当施術所を見つけられ来所される。

 

 

●初回

立っていても痛い。押しても痛い。今は右足の痛みの方が強い。

足首を少し動かしても痛がる。

施術的にもやれることが限られる。

まず体幹を整え、脚のはりを取っていくが、何をしても患部に響いて痛い。

なるべく痛みの少ないアプローチで原因を探る。

いくつか足首のズレを発見。

手で補正するが、痛みが少なく動けるのはその時だけ、手を離すと痛い。

ズレを抑えるため、一定の位置をさらしで固定し、歩行の仕方を変えると少し楽に歩けるようになる。

それ以外は変化がなく、痛みも強いのでケアの仕方をお伝えし終了。

 

●4日後 2回目

この4日で少し良くなり、今朝起きたらかなり痛みが引いていたらしい。

今は右足は歩きや動作では痛くなく、押しての痛みのみ。

左足の方が歩行で少し痛むのと、足首を外に返すのが痛い。
押しての痛みもある。

この選手のお母様は『この4日で嘘みたいに痛みがひいて、ほんとによかったです。』とお話いていただき、少し安心。

施術後、左足首の動作での痛み、歩行痛はとれた。

押しての痛みは多少弱まるくらいで、なかなかスッキリとれず。

 

●5日後 3回目

前回後から徐々に良くなり、ひとりでトレーニングし始めている。

ダッシュもしてみた。

昨日は動いた後に左足のみ少し痛みが出たが、今日はダッシュしたけど痛みはでなかった。

右足は押しての痛みもなく、痛みは気にならなくなった。

左足も今は動作での痛みはなく、押すと少し痛むのみ。

だいぶ安定してきた。

 

施術では、筋肉をしっかり使うトレーニングもしてみるが痛みもなく、動きも良くなっている。

押しての痛みが若干残るものの、この回復力なら少しづつ練習復帰も大丈夫と判断。

 

 

●10日後 4回目

ロングシュートやパス練習をやってダッシュをしていたら、右膝裏に少し痛みが出た。

有痛性外脛骨の痛みは、足首を外にねじって着くと痛い。

ボールをインサイドで強めに蹴っていると患部に当って少し痛みが出てくる程度。

施術では、右膝裏のハリを解消。

足首をねじっての痛みはとれた。あえてこの動きはしないようにお話しする。

ボールをインサイドで蹴っても痛まないようにスパイクに少し○○することで衝撃を少なくしてもらうことに。

 

●2週間後 5回目

完全復帰で、左足の外くるぶしのあたりに少し痛みが出たことがあったが、今ではそれも無くなった。

動き始めの筋肉痛のようなものだったのだろう。

全身を整え、足関節を再度調整し、ひとまず終了した。

 

1カ月後、メンテナンスと別部位の調整で来所されたが、外脛骨の痛みは再発していないとのこと。

 

 

有痛性外脛骨または外脛骨障害の一般的な見解は、

成長痛とか、舟状骨の分離や隆起が原因と言われますが、それが原因で痛みが出ているわけではありません。

疲労を解消し、筋力のアンバランスが解消されればしっかりと足を着けるようになり、傷んだ部分も改善します。

内くるぶし周辺にひどい痛みを抱えながらスポーツを頑張っている方は、ぜひ一度ご相談ください。

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