執筆者:整体師 石川顕太郎
30代 男性 大工職人 半月板損傷
3日前の仕事中に、右膝に違和感を感じる。
もうすぐ今日の仕事も終わるころ、しゃがんで立ち上がった際に、ゴキ、バキッ!と膝が鳴り激痛のまま膝を動かせなくなった。
職場の友人に担いでもらい、なんとか近くの整形外科で診てもらった。
骨には異常がないけど、この痛みだとたぶん半月板損傷かもしれない。
もしそうなら、早く治すには手術をしたほうがいいといわれた。
手術となると、体を使う仕事なので1カ月くらいは仕事ができないし、費用もかかる。
とりあえず、後日MRIを撮ることになった。
どうしても手術は避けたいとインターネットで検索しまくり当院にたどりついた。
激痛はおさまったものの、足があまり曲げれない、加重をかけると膝裏からふくらはぎが痛い。
痛みで思うように体が動かせなかったので、なんだか体中がこわばっている。
右膝の周辺や大腿全面がこわばっているが、特に腫れているわけでもなく熱もおびていない。
体幹を整え、膝周辺の緊張をとり、動作時の調整をすると、寝た状態での膝の曲げ伸ばしは難なくできるようになった。
患者さん「あれ、こんなんで治るんですか??笑 え~っ!笑える」と笑いながら驚いている様子。
「もっとゴキゴキやられるのかと思ってましたよ、体って面白いですね、笑
いや~、こんな痛いのはじめてで、仲間にはほんと心配かけちゃって、
色々世話してもらって、助かりましたよ~」
少しほっとしたのか妙に色々と話を始める。
深く曲げたときのみ大腿に違和感があるが、立ってみても歩いてみてもほぼ痛みはなくなった。
膝よりお尻からハムストリングスに筋肉痛みたいな痛みがある。
今まで足が着けなかったので、久しぶりに使い痛みがでている。
患者さん「今日MRIの予約しているんですが、これならMRI撮らなくて大丈夫ですよね?」
私「僕からは何も言えないので、お任せしますよ。心配ならとっておいた方が良いですし。」
「しかし、強い痛みにしては膝周辺の組織の傷みはひどくなかったみたいですね。
無理はされないで徐々に動かしていってください」
3日後にも予約をされたが、好調で2日後には仕事に復帰できたので、キャンセルし仕事に行かれた。
筋肉や腱、靭帯などの傷みがひどい場合は時間や施術回数がかかることがあるが、例え半月板損傷で手術と言われても、当施術所の施術とトレーニングもをすれば、このように1回の施術で改善することも多い。
※症例日記は個人の施術ケースであり、得られる結果には個人差があります。
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