執筆者:整体師 石川顕太郎
ミニバスケットボール選手 小学5年 女子 有痛性外脛骨の痛みの改善
6日前に、試合中に足を踏まれそのまま動いた際に捻挫してしまう。
整形外科でレントゲンを撮ると、靭帯が損傷しているとのこと。
また、有痛性外脛骨と診断された。
足首の内側や内くるぶし下出っ張りが痛い。
別の治療院に行き施術をしてもらったが、その場で痛みは変わらず。
お母様がネットで当施術所を見つけ来られた。
●初回
お母様:『本当に痛いことはしませんよね?』
私: 『はい、絶対にしませんよ。もし少しでも痛いようでしたら、遠慮せずすぐに言ってください。
それ以上はしませんから。』
娘さんも少し怖がっている様子。
昨日は近くの接骨院にも行ってみたが、患部を強くマッサージされ激痛だったらしい。
今は歩行も痛く、跛行(痛みをかばい足をしっかり着けずに歩く)が出ている。
特に着いて足が抜けるときに痛い。
足首を内側に捻ると痛い。
患部は押しても痛い。
腫れはほとんどなく、熱感もない。
まずは、全身を整え、患部の緊張をとり動きの調整。
少しでも不安なく受けてもらえるように、痛みを確認しながらかなりソフトに施術をすすめる。
押してもの痛みは、意外とあっけなく取れてきた。
器質的な疾患(この場合靭帯のゆるみ)があるので、サラシでホローし、少し特殊筋トレ。
その場で歩行と軽いジャンプは全く痛みなく、つま先立ちも大丈夫になった。
だた、サラシでホローをしないと少し痛みが出るので、運動中はしばらくしてもらい様子をみることに。
●2回目(翌日)
今は痛みはないが、練習中のジョグで少し痛みがあった。変な歩きをしていると周りから指摘され、今日は練習を中断した。
押しての痛みもなく、可動も良い。
おそらく、少しの違和感から、まだ怖くてしっかり着けなかったと思われる。
引き続き、調整をし少し筋力をしっかり使えるようにトレーニングをする。
この場ではサイドステップやジャンプも痛くない。
セルフケアもお伝えし終了した。
●3回目(3日後)
この3日間は練習がなかったが、日常では全く痛みは出ていない。
今夜は練習があるため、念のため調整をしておきたいということで、
患部と全身の調整後、動きの確認。
あとはもし痛みが出れば来てもらうようお話した。
その後、約3か月後別の症状で連絡を頂いたが、有痛性外脛骨の痛みはあれ以来出ていないそうだ。
捻挫をしてから有痛性外脛骨の痛みが出ることが多々あります。
名前が大袈裟なので、特殊なものと思われる方が多いですが、
疲労や関節のズレ、筋力のアンバランスから起こる障害です。
以上が解消されれば、早期改善できます。
動きが変わらなければ、またぶり返します。
痛いマッサージでは悪化します。
動きは変わらず良くなりません。
有痛性外脛骨の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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