オスグッドに悩む野球少年

執筆者:整体師 石川顕太郎

14歳 野球選手 オスグッド

オスグッドで施術依頼をもらうことは多いが、ここまでひどいのは今回がはじめて。

1年前くらいから、右膝下の骨がボコッと出っ張り、疲れると痛みが出始める。

そのまま野球を続け症状はどんどん悪化、膝を少しでも曲げると痛くなり触っても痛い。

膝を曲げて椅子に座ることもできない。

練習には一応参加しているが、走ったり、思いっきり打ったり投げたりはできない。

整形外科や整骨院に通ってみるが、一向に良くならずネットで当院を見つけ依頼をもらう。

足が棒のようにまっすぐのままで、少しでも曲げると痛そう。足全体がカチカチに緊張している。

まず全身の調整をしようとうつ伏せになってもらうが、身体がねじれまともにうつ伏せになれない。

ひとまず体幹を整え、全身の緊張を解いていく。

大腿部の施術に入る。全面も側面も背面もどこもカチカチ。なかなか変化がない。

このままでは時間ばかりが過ぎてゆく。

アプローチを変え、臀部やふくらはぎから足首のこわばりが少し取れてくると大腿部のこわばりも少し解けてきた。

なんとか痛むところを抑えると可動が広がってくる。しかし手を放すとまた痛む。

はじめよりは痛みはなく、可動も広がったが椅子に座っても足が曲げられない。

初回はここで止めておき、この原因とケアの仕方をお伝えした。

この少年の場合、膝に痛みが出ているが、疲労が蓄積しているのは他にもたくさんあった。

そこから施術をするたびに可動が広がり、痛みもその都度改善した。

都合もあり週に1回位のペースで施術をした。(ここまでひどいと施術のペースはもっと詰めたほうが改善は早かったが)

その間も練習を完全には休めず、あまり激しい運動はしないが参加はしているという。

5回目で日常生活や軽いランニングなどの痛みは消失。まだ深く曲げようとすると痛い。

全く痛みなく完全に足を曲げかかとがお尻につけたのは9回目の施術の時だった。

まだ強く押したり疲れると違和感があるが、本人的にもプレー中に出てくる動きを色々と試したが大丈夫ということで

少しづつ運動を増やしていき、毎日ケアをしっかりしてもらうよう伝えた。

1か月後にまた施術依頼を受けた。

全く悪化していないし、少しづつペースを上げているが痛みはないという。

ここまできて、やっとホッとした。

やはり、毎日のケアがとても大事なことと、痛みをだしている部位だけに気を取られているとなかなか改善できないことを痛感した。

オスグッドは成長痛ではありません。

整形外科や整骨院、他の治療を受けてもなかなか改善せずお困りの方はぜひご相談ください。

※症例日記は個人の施術ケースであり、得られる結果には個人差があります。

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